斉藤和義
ライブツアー2011-2012“45 STONES”
最終回 3月31日 宇都宮市民会館 後日談
電車のことを気にしていた近くの関西弁の女性二人組は、
アンコールの前に席を発っていった。
無理して来られていたのかな。
公演後のサプライズプレゼントが終わり、
皆それぞれの思いを胸に帰途についた事だと思う。
「東京までタクシーかな~」と言っている人もいた。
広い駐車場にたくさんの車が停まっていたので、
車で来ている人も多いようだ。
気づいたら朝食後から何も食べてない。
何せ、来る時は電車が止まり、乗り換え、
電車がなかなか来ない、乗り換え、なかなか来ない、、、
という感じで結局5時間近くも掛かったので、
食べる暇がなかった。
めまいがするほど腹が減った。
ホテルは最寄り駅とは反対方向だ。
繁華街があるようなところではなく、
もう夜10時をまわっていたので、
食べ物屋がやってるか心配だった。
コンビニは勘弁。
会館前の道に出て首を左右に振ると、
さほど遠くもない場所にラーメン屋の看板が見えた。
しかも都合良くホテル寄りの方角だ。
あれだ。あれでいい。
味噌ラーメンと餃子セット。まあ悪くはなかった。
そういえば斉藤さんがトークで、
昨晩深夜2時に福島からこちらへ移動してきた時、
ラーメン食べようと思ったらどこも開いてなく、
宇都宮しっかりせいと嘆いておられた。
翌朝、朝8時過ぎにはホテルを出た。
真冬のように冷え込んでいたが、
快晴で太陽の光線には暖かみがあった。
東武線の南宇都宮駅を目指す途中に市民会館がある。
駐車場は当然がらんとしていて、
昨晩のあのホールの中での出来事がウソのように静かだ。
大道具搬入口にまわると、
しーんと静まりかえって誰もいない中に
まだあの"45STONES号"が停まっていた。
「あ~まだいたんだ。」
この後はペイントを変えられてしまうのだろうか。
でも、なんかもう一度このツアーにさよならを言えたようで、
ラッキーな気分。嬉しかった。

南宇都宮駅。なかなかローカル感があったけど、
好きだなこういう感じの駅。瓦屋根。

来る時もこの東武線で来る予定だったが、
風で電車が止まってしまい、
迂回して仕方なくJRで来ていた。
何個かの駅を過ぎた後の車内アナウンス。
「次は~ おもちゃのまち~」
読んでいた本を思わず閉じた。
"おもちゃのまち"ってスゴイ真っ直ぐな駅名だな~。

てことは、この辺りが斉藤さんの育った地元に違いない。
お亡くなりになられたお父様が、
トミーの工場長で割と地元では有名な人だったという事は知っていた。
地理的なことがよく分かっていなかったので、
この電車がその辺を通ることも知らなかった。
住宅が線路のソバまで建ち並ぶ町並み。
ここら辺りが斉藤さんの育った所か。
ご実家はどこか知らないけどまだこの辺にあるのかな。
多分泊まってるんだろうな。
まだ寝てるのかな。
と、色々電車の中で妄想してしまった。
少し町から離れると遠くの山並みが見える所までほぼ平地で、
畑がのどかに広がっていた。
ありがとう。そしてさようなら。
宇都宮、45STONES。
〆